まじないと墓参り

髪にオイルを付けるとか、導入化粧水や乳液や美容液を肌に塗り込むとか、風呂上がりにボディクリームを塗るとか、寝る前にリップクリームを塗るとか(塗ってばかりだ)、1日に三度目薬を差すとか、加湿器を焚いておくとか、洗った洗濯物を毎日ちゃんと所定の場所に片付けるとか、そういう 今まで何だかやっていなかったことを一つ一つできるようになっている。

美意識がどうと言うより(きれいになりたいという気持ちはある)、なんだろう、これらをこなすことでお守りにできるようなそんな気持ちで 気持ちを落ち着かせるためのまじないみたいなそんな想いで色々塗り込んでいる。

絶対に無理だと思っていたけど案外できるし、かかとは冬場でも割れなくなった。ボディクリームを塗ると身体をちゃんと洗わないと落ちないから、今までの適当さからは考えられないくらい丁寧に洗うようになった。あとこの間念願のラグマットを敷いたら床に物を<比較的>放置しなくなった。床をきれいにしておきたくなった。今とても時間があるからできているのだとは思う。

観葉植物を置いたことでなにかを管理することへの意識が少し芽生えたのもあるかもしれない。1日にの決まった時間に各々決まった薬を飲まなければならないのでそのリズム作りもあるかもしれない。

観葉植物はひとつ枯らしたし、体調と心の具合の波は今でもゆらゆらしていて就寝前に泣きそうになるけど、「きっと全部大したことじゃない」と言い聞かせて毎日眠る。今日は風邪気味だったけどペン入れ2ページできたのでよかった。

明日の朝ごはんも楽しみだなあ

 

昨日の夢は変な夢で(まあ大概夢は変だけど)。

柳田國男の墓参りに行こうと思い住所を訪ねると室内集団墓地で(北海道によくあるやつのとてもでかくて豪華なやつ)、墓はいろいろあるけど柳田國男の墓がない。1階と2階があり、インフォメーションセンターもあり、なんでか1階はスーパーマーケットと繋がっていてその延長線上なのか地域特産品の催事場まで墓地の片隅にあった。床は一面赤い絨毯敷きで、壁はペールオレンジ調の細やかな模様が入っていて、まるでホテルの宴会場のよう。窓はないけど天井の照明がかんかんと室内を照らす。

どこまでさがしても(入り口にあったパンフレットを見ても)柳田國男の墓がないので、諦めてインフォメーションに場所を聞きに行った。でも受付の男性はしばらく調べた後首を傾げて「そのお墓は今ちょうど見られないってHPに書いてありませんでした?」と言われ、(墓に時期とかあるんだ…)とびっくりした。昔台湾の故宮博物館に行った時、角煮の展示を見るのを楽しみにしていたら角煮はその期間ちょうど他の美術館に貸し出していて見られなかった、その事を思い出した。あとそういう情報HPで更新するんだ…

そのあたりで、自分が男性に尋ねる時に墓の主の名前を柳田國男ではなく泉鏡花と言い間違えていたことに気付いた。しかし男性が結構熱心に調べてくれたことを思うと今更言い出せず、お礼だけ言ってそそくさとその場を後にした。結局柳田國男の墓はどこにあったのか分からなかった。そもそも私はなんで彼の墓参りに行ったんだろう。

 

入り口にあるでかい水槽にニンテンドースイッチを水没させたあたりで目が覚めた。

夢ばかり見ていたので寝覚めはかなり悪かった。