TSUNDOKU
は、エラ・サンダースの『翻訳できない世界のことば』に載っていた日本語のひとつ。「買ってきた本をほかのまだ読んでいない本といっしょに、読まずに積んでおくこと」。使い慣れたこの現代語が世界中の言葉たちと並んでいるさまは、なんだか不思議で面白い。日本(語)代表として襷が掛けられているイメージ。
最近読んだ(でいる)本
・『ヨーロッパ文化と日本文化』ルイス・フロイス著、岡田章雄訳
イエズス会の宣教師ルイス・フロイスが見て感じた16世紀の日本の文化についてただひたすら箇条書きされている(全て西欧と日本の対比形式で書いてある)本。短い箇条書きの中にもかなり意志を感じる。特に宗教についての章。あと「これは別に日本人がみんなそうなんじゃなくてたまたま見た人がそうしてただけでは」っぽいのがかなりあってそこも面白かった。
・『物語を忘れた外国語』黒田龍之助
前に読んだ黒田さんの本が面白かったので読んでみた。まだ途中
エッセイ集。
・『日本語と外国語』鈴木孝夫
図書館でなんとなく借りてまだ読み終えてない…かなり読みやすいのに…返却期限まであと4日…
鈴木孝夫さんの本はまだまだ読みたいものがある。
・『ムーン・パレス』ポール・オースター
長い本が苦手なのになぜ自分の本棚でいちばん分厚い本から読み始めたのか。でも4日ほどで読めた。瞬間瞬間で、人生でいちばん大切なことは分かっているはずなのに取りこぼしてしまうそんな主人公が嫌いになれない
感想を振り返ろうとNYに思いを馳せるとバナナフィッシュが邪魔をしてくる
売り切れてた下巻がやっと手に入ったのでこないだ読んだ。
ネタバレはできない…できないが…ウゥ…
中と下が劇場化するときにもう一度読もうと思う。
積んでいるやつ(一部)
・『月と六ペンス』モーム
高校の頃にタイトルがおしゃれすぎて思わず買ったのに読まないまま大人になり、買い直した。
勝手にツルゲーネフの『初恋』みたいな感じの内容なんだろうか…と思っていてあらすじを聞いたところあまりの違いにびっくりした。けど俄然読みたくなった。
タイトル買いした。どこまで読んだんだっけ…
・『偶然の音楽』ポール・オースター
タイトル買いした(あとオースターなので)
何人に勧められたかわからない。
絶対読む!
言語のこと調べてるとやはり世界史とか民族学とか文化人類学とか他の知識に波及していくので、知りたいなと思い…
最初は現代語訳版を読もうと思ったけどやっぱり原文で読みたくて、1ページ目で「元気な時に読も…」になった。そこまで古い文章じゃないんだけど…頭を使う…
・『食卓歓談集』プルタルコス
プルタルコスが友達とご飯食べながら楽しくおしゃべりする本(エッセイ集?)
最初プルタルコスが主人公の創作物なんだと思っていたらエッセイだったぽい。
となると世界史上の人間が急に人間らしさを増してくる。冒頭で止まってる…
・『そして生活はつづく』『よみがえる変態』星野源
源さんの歌も話も大好きなので本も読むか…とこないだ購入した。
お風呂とかで読もうと思う。
あと50冊くらい積ん読がある。死ぬまでに読み終えたい。
本棚にあったらかっこいいかも…(←ふざけるな)と思って高校生の頃買った三島由紀夫とかで溢れている。